ここまでチーリーちゃんと一緒に、過去から日本の婚活史をたどってくれてありがとう。
初めて見たよって人は【まとめ】を置いておくから興味があれば、これまでの記事も読んでみてね。
【まとめ】
1960年以前のお見合い結婚を主流とする「結婚お膳立てシステム」(荒川和久)には最初少し触れるくらいだったけれど、結婚・恋愛・出産に対して、結婚から出産ありきの価値観は、昔話過ぎて、現代の価値観と相いれない。
いまの60代・70代は、そんな時代だったようだ。
それぞれの時代の婚活トピックとしては、
・1965年を境とする「皆婚時代の終焉」お見合いから自由恋愛市場へ
・1974年、人口問題審議会による多子抑制の方針と第三次ベビーブームの不発
・1980年代の自由恋愛を主軸に展開される自由恋愛市場の隆盛
・1990年仲人の衰退と資本主義化する婚姻
・2010年代のネット系婚活サービスの台頭
・2019年コロナ以前・コロナ以後の重大局面(出会い系サイトから婚活サイトへの変遷)
・少子化からゼロ子化(と少母化)時代
今日までの急激な変化を間のあたりにして、
「個人はともかく、社会全体を引いてみたとき、「婚活」は実は困難を抱えた活動である。」(引用:社会学のすゝめ 第32回「恋愛と結婚の社会学―ロマンティック・ラブの行方―」(JAMリサーチ道場))をいうことが、よりはっきり見えてきた。以下リンク。
「社会全体を引いてみてとき」という視点が、必死な毎日の中で奪われている気がしている。
婚活の全体像を背景とともに知って、どんな婚活ができるかを考えていけるかとちーりーは思う。
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