2024年2月4日、11日の二回に渡ってフジテレビ系のチャンネルで放送された番組は、大きな波紋を呼んだ。結婚相談所ひいては日本の婚姻を考える上では、行き着く「出会い」の問題に直面する。
「ザ・ノンフィクション「結婚したい彼と彼女の場合 ~令和の婚活漂流記2024~」
と、ここまで深刻に書いたが、正直言って、テレビ番組のディレクションのミスが大きいと思う。
それは、結婚相談所マリーミー代表 植草氏の一筋縄背はいかない男女の機微をとらえてきた強者感を出したかったのだろうが、結果として、あまりに極端な例を見せられて、引いてしまった。
多くの視聴者が真に受けてしまい、「新婚さん、いらっしゃい」のような異例を、笑いや面白味には変えられなかった。そのやり方は、東洋経済オンラインの記事に見られる。
〇こういう特徴的な婚活者がいます。
〇それに対して、私たちはこのように助言しました。
〇マッチング前の婚活者のこのように意識が変わりました。
〇私たちの進めるマッチングしていく中で、こういう結果が出ました。
〇いろいろありましたが、私たちの助言で、婚活者は意識が変化しこのようになりました。
記事のほとんどが、上記の内容で、極端だけど紋切型で、読み飽きする。
有償にしろ無償にしろ婚活に第三者のテコ入れが必要なのは賛成。
しかしながら、プライベートを市場化しようというネット系婚活サービスには反対をしたい。
「ラク」や「お手軽」の代償に、金銭だけではなく、多くの婚活の意志あるものの心を、消耗させたと思う。出会いの「手間」、丁寧な「手順」を省略して、「出会い」を作ろうとしても、基礎がないのに上物はできないだろう。
個人に努力ではどうしようもない局面に来ているという危機感を持ちながら、
婚活支援チーム「ククリヒメ」は、世間の潮流に抗う。
0コメント